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1981年入社
W.M
フェロー/R&D推進室
Q.当社のプロダクト開発・販売事業は・・・
シミュレーターによるドライビング技術の評価や訓練を行う「運転能力評価サポートソフト※」の開発と販売です。本田技研工業様と共にソフトウェアの制作を行い、販売から設置し、使い方の説明、アフターサービスまで、販売代理店として携わっています。
※「運転能力評価サポートソフト」を開発するきっかけは?
本田技研工業様とは業務システムの開発からお取引が始まりました。携わっていた運転シミュレーターのご担当者様から「車酔い・3D酔い・シミュレーター酔いが発生して困っている。なんとか改善出来ないだろうか」とご相談を受け、そこから発展して「運転能力評価サポートソフト」の開発を共同で手掛けることになりました。自動車教習所にも運転シミュレーターはありますが、リハビリ用のドライブシミュレーターは、脳血管障害などにより高次脳機能障害となった方の運転復帰を支援するものだということ。高次脳機能障害には、信号と歩行者・信号と対向車など、複数の注意を同時に確認できない「注意障害」や、半分の空間を見えてはいても、意識出来ないため、センターラインを越えたり、歩道に乗り上げたり、並走するバイクや自転車に気づかない「半側空間無視」など、さまざまな障害があります。それら脳が処理出来ず、欠けてしまっている機能を検出したり、運転復帰に向けて訓練できるソフトなのです。
Q.R&D推進室は・・・
現在の日本のSI業界では業務改善がメインとなっていますが、今後は課題の解決のみならず、お客様が良い戦略が立てられるように支援するシステムを創出していくことが主流となってくると思います。 そこでR&D推進室では、リサーチ&デペロップメント=研究開発という文字通り、新しいサービスやソフトを創造するための土台づくりを行っています。AIやIoTなどをはじめとする先進的でチャレンジングな技術を、実ビジネスで使えるものにすることを目指して技術開発を行っています。すでに完成している「運転能力評価サポートソフト」の技術を活かした、リハビリ施設向けなど、新しい分野に向けてのソフトの開発も手掛けています。