Boss message
1990年入社
M.M
執行役員/ソリューション営業本部/本部長/CSR推進/キャリアコンサルタント
Q.ソリューション営業本部は・・・
医療に特化したパッケージ開発と、GIS(地理情報システム)を活用したソフトウェアについて自社内で受託開発しています。その一つとして、救急車向けの病院検索アプリを開発しています。
救急患者の受け入れ先が見つからない、たらいまわしが社会問題になっていることを受け、救急車の救急隊員の方がシステムに病症を入れるだけで、専門医の対応可能な病院を検索できるシステムを作り、全国に導入いただいています。若手中心にチームを組み、導入後の維持・メンテナンスも含めて対応しています。医療向けのパッケージは社会復帰を目指すリハビリ患者様向けのドライビングシミュレーターを開発、全国へ販売しています。現在すでに全国の病院やリハビリテーション・介護施設にて採用していただいています。助成金が活用できる地域もあり、当社の主力商品として全国で積極的に販売しています。シミュレーターシステムの技術を応用し、トラックや観光バス業界、二輪オートバイ、自転車のシミュレーターも開発、販売もスタートさせています。
今後、自動運転の本格的な時代を迎え、シミュレーターシステムはますます需要が高まっていくことでしょう。昨今の高齢者ドライバーの交通事故の低減や渋滞の緩和、物流におけるドライバー不足の解消といった社会課題の解決に向けたモビリティシステム(自動走行・自動制御技術等)の実現のため、当社の開発技術は大きく期待されています。
Q.今後の展開
シミュレーターシステムは、患者様の訓練データをAIで分析し、高次脳機能障害となった方の社会復帰メカニズムの研究開発など、医療機関や大学研究機関の先生方から、お引き合いをいただいております。現在、全国の病院施設様と直接お取引きいただいているのですから、そこから派生して新ビジネスへとつながるよう、若手スタッフとともにアイデアを練っています。
例えば、介護用品など異業種とタッグを組んでの相互商品開発、お互いのマーケットを活用した相互協力も期待できます。リハビリ関連の展示会や医療の研究会・発表会に参加させていただき、積極的にプレゼンテーションも行っています。
また当社ではSAPやSalesforceの導入支援や技術サポートをはじめましたので、若手、中堅社員を担当させ、近い将来の事業を牽引していく人材育成に力を入れています。
創業当時から守り受け継がれている「お客様の困ったを解決するソリューション企業」という考えを踏襲しながら、新しい業界トレンドの追求は勿論のこと、レガシー技術もサポートできる、その両輪をバランスよくこなしていきたいと思います。
Q.必要な人材は?
シミュレーターシステムデータのAI分析やデータサイエンスには理系出身者、一方でお客様のビジネスや課題等をヒアリングして、システムへの適用を設計するのは文系出身者が向いていると思います。
お客様とコミュニケーションをとり、お客様がビジネスを最適化するために、何を求めているかを都度、キャッチアップし、時代の変化に適応した技術要素が必要となりますので理系・文系、向いてる向いてないとは限定せずに採用し、キャリアチェンジも含めて適材適所で柔軟に対応できればと考えています。